あらすじ
詩歌管弦をたのしむ若殿は中御門のお姫様と懇意の仲になった。しかし、天上皇帝を敬う新たな沙門が四条河原に現れた。彼は中御門のお姫様と幼馴染であった。彼はお姫様が仏菩薩を拝む宗教を信じていれば地獄に落ちるような気がしていたので、天上皇帝を拝むようにさせたかった。それを知った若殿の使いの物は勝手に判断して、沙門を殺そうとしたが、不思議な魔力によって跳ね返された。御堂供養をしているとき、沙門は阿弥陀堂に現れて、横川の僧都と戦い、僧都を魔力でねじ伏せた。その時、若殿がふらりと現れた。未完
力ずくより、話し合って納得させることは難しいが、お互いに穏やかで助けあう関係が築ける。
若殿が平太夫に殺されそうになった時、取り巻きを言葉で寝返らせ、難を逃れた。しかし、強引な大殿様は熱に浮かされて死に、沙門は若殿の使いのものを力ずくでねじ伏せ根に持たれている。そして、沙門は魔力で他教徒をねじ伏せ、自分の教えは正しいと主張していた。沙門の前に若殿が現れて物語は未完で終わってしまったが、話の流れからして、言葉で沙門をねじ伏せるのだろう。
力ずくで強要するのは簡単だが、人に裏切られたり、根に持たれる。しかし、相手を話で納得させることは難しいが一番都合の好い関係が保たれる。そのためには情熱にほだされない冷静な判断が必要である。若殿は恋愛も主教も俯瞰して眺めているので、それができるのかもれない。
○沙門はおそらく、若殿と昔よく、論じ合っていた菅原雅平だろう。
○ファンタジーなので活字よりもアニメーションで見たほうが楽しい。
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